【カメルーン通信No.26】
~カメルーンの雨事情~
カメルーンには基本的には季節はありません。ずーっと夏のような感じです。ただ、日本とは違って真夏のような暑さはなく、また真冬のような寒さもないので年中を通して比較的過ごしやすい気温が続きます。その代わり、ではありませんが雨季と乾季があります。3月~5月が小雨季、6月~8月が小乾季、9月~11月が大雨季、12月~2月が大乾季といった具合です。
実は雨は、カメルーンの生活ととても密接に関わっています。エコアジョンの人たちは何かしらの畑を持っているため、雨はとても重要です。雨季の直前に畑を耕して、雨で作物を育たせ収穫する。日本と違い季節がないため、冬などを考えず、雨季、乾季のみを考えればいいのです。ここまでは「まあまあそうかー」と思っていましたが、もう一つ雨に左右されるものがありました。それはその日の行動です。例えば学校です。エコアジョンでもそうなのですが、他の都市部の学校でも雨が降ると人が来ません。生徒もですが、びっくりしたのは先生もです。自主休業、もしくは大遅刻で行くらしいです。そんなんあかんやろと思いましたが、そんなに不思議なことではなく、この国ではいたって普通らしいのです。
そして私が一番驚いたのは毎週の教会でのお祈りです。カメルーンはキリスト教徒が多く、毎週日曜日には教会にお祈りに行っています。それはエコアジョンでも同じです。ある日友人と話しているときに私が「明日予定有る?あ、教会行かなあかんな」と言うと「たぶん大丈夫だよ、雨降りそうだから。降ったらここにいるよ」「え、、?いやえ?そんなもんなん?大丈夫なん、、?」「うん、大丈夫」。私は無宗教なのでよくはわかりませんが、もっと厳格だと思っていました。雨が降れば、休もうが、遅刻しようが関係ない。なかなか不思議です。
雨でもちゃんと学校に行っていたえらい子たち。