【カメルーン通信No.6】

 

【カメルーン通信No.6】

~首都の様子~

カメルーンの首都ヤウンデにはボランティア連絡所といって、私たち協力隊員が任地から私用、もしくは業務で上京した際に宿泊できる場所があります。さらに、カメルーン事務所もヤウンデにあるため、ヤウンデには必然的に何度かは訪れることになります。

連絡所

日本から言えばいわゆる「発展途上国」のカメルーン。街は正直不衛生なところも多く、ゴミが捨ててあったり、道が壊れていたり、車は我先にと二車線のところを3台通っていたり、、、なかなかファンキーです。今では慣れましたがやっぱり最初は「えっっ!?」って思ったこともあります。

例えば、靴や服を普通に道でポンっと置いて売っていること。もちろん店構えとかは何も無し。フリーマーケット日常版みたいな感じです。車が通っている道の歩道で売っているので「誰が買うねん」とか思っていましたが、後にそれはカメルーンでは普通と言うことがわかりました。プラスもはや私も時々「何かないかなー」って見るようになっています。

他には、店などで何かを食べるときです。軽く食べたいときは露店のテイクアウトでフランスパンにスパゲッティや卵、ソーセージ等を挟んでもらうことができますが、それ大丈夫?と思っていたことがいくつかありました。「あっソーセージそんなとこで切るん!?(想像にお任せします、、、)」「そのパンどっから出てきたん!?ちゃんと最近の??」「パン包むのそこらへんの紙なん!?ほいで何か汚いやん!?シミ付いて、、、あぁ、、潰れた虫さんか、、」

今では全く気にせずバクバク食べてます。時々蟻さんもサンドされますが。

さらに、タクシーも独特です。ヤウンデの移動は基本、徒歩かタクシーです。ただ、タクシーはすべて値段交渉プラス乗り合いです。道から運転手に場所名と金額を大声で告げ、OKなら乗車できるというわけです。これには一長一短があります。初めは「交渉すんの!?」と正直思いました。運転手の都合で全然タクシーが捕まらなかったり、値段次第で去られたり、お金を持ってると思い吹っ掛けられたり、場所名を噛んでハニャララと言って怪訝な顔されたり。

ただ、日本では簡単に乗れる代わりに、距離によってどんどんメーターは上がっていくので私自身は全く利用しませんでした。なので乗り合い制度はすごい良いなと思うようになりました。交渉も運転手次第で安くできるし。少し高いですが貸し切りもできるので。

ただ、このように書くと、たしかに発展途上国という気がしますが、カメルーンはアンバランスな国というか、現在急成長しているのですごい所はすごいです。フランスの会社のスーパーなども存在しますが普通に先進国にあるようなスーパーです。白人の方もよく目にしますし、カメルーン人もお金をもっていそうな小奇麗な人が多いです。

ヒルトンホテルや銀行、イタリアンレストランもあるのですが「ここカメルーン!?」と思うぐらい綺麗です(細部は、、)。ただ一帯が綺麗というわけではなくその部分だけが別空間になっている感じです。ヤウンデでも壁に穴が空いている家に住んでいる人もいると思えば、そのすぐ横に豪邸に住んでいる人もいる。貧富の差というのを感じざるを得ないです。

ヤウンデの中心街の様子
ヤウンデの中心街

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