【カメルーン通信No.14】
~恐怖のマラリア~
つい先日ですがマラリアにかかってしまいました。
マラリアとは熱帯から亜熱帯に広く分布する原虫感染症です。
簡単に言うとマラリア原虫を持っているハマダラカに刺されることによって、吸血と同時に原虫を送り込まれて病気になるという感じです。
治療はもちろん可能の病気ですが、対応などによっては死にも至る恐ろしい病気です。ですので対策としては蚊対策になり、長袖長ズボン、虫よけスプレー、蚊帳などがあります。以前は隊員の中にもマラリアがかかったことがあったのですが、それも私の任地、エコアジョンの前任者でした。
そして私も先日かかってしまいました。潜伏期間があり、2週間から1ヶ月と言われているのでどこで刺されたのかはわかりません。発症した日はヤウンデに滞在している間で、夕方から頭がぼーっとしてきて、頭痛がし、ただの疲れだと思いその日は寝ました。次の日も症状が続いており、熱が出てきたので解熱剤を飲み、一日中寝ていました。解熱剤が効いたのか一時期は熱が下がりました。
しかし、次の日。熱が39.8をマークし、これはおかしいと思いマラリアの検査をしてみると見事に陽性。JICAに連絡をし、フラフラになりながらクリニックへ。そこから点滴が始まり、病院に移動し入院することになりました。
結論から言えば三日ほどである程度体調は戻ってきました。ただ、最初の2日間は本当にきつかったです。以前かかった方が「死ぬかと思った」と形容するように、壮絶な戦いでした。生まれて初めての入院、点滴をまさかカメルーンで経験するとは思いませんでした。
カメルーンに居る間は色々なことを経験して帰りたいと思っていますが、確実に不要な経験だったと断言できます。
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