【マレーシア通信No.2】

 

【マレーシア通信No.2】

~ジョホールへの道~

退職を迎える年になったときに、どなたも同じだと思いますが、これからの過ごし方について考えるようになりました。これまでは多忙な毎日だったので、ゆっくりと過ごしたいという気持ちと、お役に立つのならばご恩返しがしたいという気持ちでした。長い間働くことができたのは、自分一人の力ではないことは十分わかっていました。周囲の方々のご支援のお蔭で教員生活を全うすることができたと感謝の気持ちでいっぱいでした。

今後のことをまだ決めかねているときに、「日本人学校シニア派遣」という書類を目にしたのです。

日本人学校で働きたいという希望は以前より持っていましたが、条件がクリアできずにあきらめていました。しかし、その書類を見ると全てのハードルが取り除かれていたのです。そこで、私を必要としてくださるならという思いで応募しました。

家族も理解をしてくれ、文科省での選考の際は自分の気持ちを十分伝えることができたように思います。そして、その年の初冬に封書が届きました。文科省からの大きな封筒です。

封を開けると、「ジョホール日本人学校」という文字が飛び込んできました。

「ジョホール?」どこかで聞いたような気がする・・・。

それもそのはず、初めての海外旅行がシンガポールでした。ジョホールはその対岸の都市なのです。マレーシア第2の都市で日本でいうならば大阪ということです。

ジョホール日本人学校の正式名は、「在マレーシア日本国大使館付属ジョホール日本人学校」といいます。小学部、中学部を合わせて90人程の小さな学校で、アットホームな感じです。

次回は、学校の様子をお知らせしたいと思います。

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ジョホールの州旗

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モスク

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