【カメルーン通信No.19】

～洗濯、日本人VSカメルーン人～

私が住んでいる村にはもちろん洗濯機などありません。存在自体知っているのかどうかも怪しいです。ですので、もちろんみんな手洗いです。もちろん私も手洗いです。カメルーン人はきれい好きなのか度々洗濯しているのを見かけます。３日に一回はしていると思います。毎日してたりもします。

私はというと、、１週間、、いや１０日に一回ぐらいです。基本ずっと同じものを着ています。これはさすがにっ！となると変えます。カメルーン自体は暑いですが、日本と違い湿度はそんなにないので汗もそんなにかかないので汚くならないのです。はい、、すみません、、嘘です。はい、汚いです。暑いので汗かきます。ただの怠惰です。しかし洗濯には大体１時間以上掛かり、その場所に留まらなくてはいけないので蚊や、ムトゥムトゥ（特に害はないのですが非常に小さい虫でとにかく痒くなります。）に刺されまくるので億劫で「まあいっかー」となってしまいます。

そしてある日、私の心の中で勝手に、密かに勝負をしたことがあります。それは、どこまでいけばカメルーン人も「それやばくね？」と言ってくれるのか。私とカメルーン人の根気の勝負です。結果は、惨敗でした。

私は２週間ねばったのですが、誰も何も言ってくれません。日本人だから気を遣っているのか。そして私は週３回柔道を教えているのですが、柔道着も約３週間程洗濯しませんでした。すると一緒に教えているカメルーン人が柔道後、自分の道着を見て「前回洗えなかったから、明日絶対洗わなきゃ！汚い！」と言った瞬間、自責の念に駆られ、次の日に道着と申し訳ない気持ちを洗いました。エチケットの神髄を学びました。人の為に洗濯をしなければと。これ以降少しだけ洗濯の頻度は上がりました。ほんの少しですが。